フィジー 幸福度世界一位に返り咲き

毎年恒例の幸福度の調査結果が昨年12月23日に発表されました。

 




世界の「純粋幸福度」改善 国別1位はフィジー 日本は25位 | NEWSALT

国連が発表している幸福度や、ブータンが提唱し国是としている「国民総幸福量(GNH)」とは別の指標。幸せな人と不幸な人の差である「純粋幸福度」の1位はフィジー(89%)、2位は中国(79%)となり、日本は25位(55%)となった。

2位中国の79%は若干疑問を持たざるを得ないのですが、昨年フィジーは82%だったので、昨年に比べて7%伸びています。

Fiji is second happiest- Fiji Times

フィジー在住のインド人(フィジー国籍)も統計に含めていないのでは無いかと、フィジーに住んでいるとつい勘ぐってしまいます。

[書評] 税務署が咎めない「究極の節税」

年末年始で時間があるので、大量に本を読んでおります。

せっかく読んだので、メモ代わりにブログに残しておこうと思います。




 

税務署が咎めない「究極の節税」

 

他の節税本との違い

まず、今まで読んできた節税の本は、出費をいかに経費扱いにするかという点について多く書いてありました。

こちらの本が有名です。キャバクラや愛人手当などもやり方によっては経費として落とせるという本です。脱税指南の本ではありませんし、節税の基礎をしっかりと学ぶことができます。

 

ただ、今回の 税務署が咎めない「究極の節税」 は、

 

節税のために経費を多く使うことは経営上マイナスである。短期的には税金を低く抑えることが良いように見えるが、キャッシュが出ていくことを抑えて、いかに経営基盤を安定させるかということが大事と書かれています。

 

ただ、経費が少なければ税金が大きくなるのも間違いありません。会社経営者の利益となる経費を圧縮し、会社の成長につながるための投資に経費の重点を置くというイメージです。

 

究極の節税

 

税務署が咎めない「究極の節税」

そこで著者が提案していることは、中古のクルーザーなどを買って短期的に経費を底上げするのではなく、事業に投資するということです。その例がいくつか紹介されていました。

 

従業員に賞与を出す。

税務署が咎めない「究極の節税」

従業員は会社の基盤です。賞与は従業員のモチベーションをあげ、さらに良い人材になってもらうための投資です。著者は利益の1/3を賞与1/3を会社へ内部留保1/3を税金として支払うのが良いとしています。

 

潤沢なキャッシュで金融機関の与信力を高め、「好条件の融資」を引き出す。

税務署が咎めない「究極の節税」

しっかりと税金を払っている会社は金融機関からは優良企業とみなされ、好条件で融資を引き出すことができます。しっかりと税金を払ったことで借り入れのり率が2.0%から1.0%になると、長い目で見ればこちらの方がメリットがあります。

 

好条件の融資を「新たな事業投資」に振り向ける。

税務署が咎めない「究極の節税」

「現状維持は衰退の始まり」と言われています。好条件で引き出した融資を、新しい事業に振り向けることで、事業基盤がさらに盤石となります。

 

安定した事業でキャッシュを蓄える → しっかりと税金を納める → 金融機関からの与信力が高まる → 好条件で融資を引き出せる → 新しい事業を展開する → しばらくして新事業が安定する

 

このようなサイクルを回すのが良いと思われます。新事業の立ち上げ時期は利益を生みません。その間は安定している事業から得た利益がありますので、それほど不安定なものにはなりません。

 

経営の基礎なのでしょうが、改めて確認することができる良い本でした。