在フィジー日本国大使館の新年会に参加してきました。

昨年末に所用で在フィジー日本国大使館に問い合わせをしたところ、「新年会があるので来ませんか?」と言うお誘いをいただきましたので、参加してきました。

 




NadiからSuvaへ

在フィジー日本国大使館はフィジーの首都であるSuvaにあります。

お昼の12時半開始だったので、早朝にNadiを出発しました。

NadiからSuvaへ行く方法

・飛行機 100〜150フィジードル

・バス 15〜25フィジードル

・ミニバス 15ドル程度

・車

の4種類です。

 

かかる時間を考えると短い順に

 

飛行機 < 車 < ミニバス < バス

 

だと思います。

 

ミニバスは安くて速いのが良い点なのですが、あまりに飛ばすため、交通事故が多いです。

 

というわけで、今回はバスを選びました。

 

 

Suva Express

 

Suva express

乗ったのは、Suva Expressです。20人ぐらいのれるマイクロバスでした。普通の大型バスも15FJDです。今回はこのマイクロバスタイプの方が早く出発するということだったので、大型バスを待つことなく、マイクロバスに乗り込みました。

一応出発時間は決まっていますが、あまり時間通りに出発しません。

 

バスの時刻表は、「suva nadi bus time table」で調べるとだいたい出てきます。

 

 

Suva Express休憩

Nadi発Suva行きのバスは、途中のSigatokaで休憩を挟みます。

一応10分休憩と言われましたが、実質的には30分ぐらい休んでました。Sigatokaから乗り込んで来る人もいるので、Sigatokaから補助席も使い、少し窮屈になりました。

 

休憩中にトイレにも行ったのですが、Sigatokaのバス停にあるトイレは汚いので、SigatokaのTapooのトイレを使いました。さすがに綺麗でした。

 

 

バスを使う際の注意事項

バスに乗ると、途中乗車する人がいます。

出発前、休憩後に、何度も切符購入確認をされるので、レシートをなくさないようにしましょう。

suva express

このレシートは4回チェックされました。

 

 

Suvaに到着

約4時間後、Suvaに到着しました。

Suvaは初めてだったのですが、ビッグシティですね。発展途上国とは思えないほどの発展ぶりです。

 

ショッピングモールなどは日本と変わりません。

新年会まで1時間ほどあったので、靴磨きをしてもらい、MHCCにあるカフェでコーヒーを飲んでくつろぎました。

会場から大使館は徒歩5分ほどだったので、開会10分ほど前にカフェを後にしました。

しかし、ここで大きなミスが!

 

なんと会場は大使館ではなく、大使公邸(駐フィジー日本国大使の家)だったのです。

IMG_3061

せっかく大使館まで来たので、記念に。

BSP Life Centreビルの2階が在フィジー日本国大使館です。

 

このことに大使館の前で気づき、慌ててタクシーを拾いました。

 

 

在フィジー日本国大使館での新年会

5分遅れでなんとか大使公邸にたどり着き、大使のスピーチを聞くことができました。

 

new year party 2016

天皇・皇后両陛下の写真が飾られていました。
ありがたいです。

 

 

日本人会の名誉会長が乾杯の音頭をとられました。

そのあと大使に自己紹介、仕事の話などをし、他の大使館職員の方々ともお話をしました。

場所がSuvaだけに、参加者の半分以上がJICA職員、JICAボランティアの方だったようです。あとはUSPで教鞭をとられている方やUNDPの職員の方などがいらっしゃいました。

 

せっかくの日本大使館なので、日本酒をいただきました。なかなかフィジーでは日本酒を飲むことができませんからね。

new year party 2016

 

 

新年会の目的は食事(日本食)というより、この場を利用して、いろんな人とお話してみようと思っていたので、あまり食事はいただきませんでした。立食パーティはあまり食べ物にがっつかず、人と会って歓談するのがスマートであると、某副会長に教えられたので…。

 

 

new year party 2016

左下の伊達巻は正月を連想させる一品でした。

 

 

new year party 2016

寿司はもう半分以上なくなってました。

 

new year party 2016

サーモンは寒い場所でとれる魚なのでフィジーでは取れませんが、ニュージーランド産のものが手に入るようです。

 

new year party 2016

真ん中にあったのは筑前煮です。

 

new year party 2016

今回の一番の料理はコレ。出汁です。ダシは日本人の心ですね。

 

大使お抱えのシェフが料理を作ります。普段の大使の食事も作るそうです。お聞きしたところ現在の在フィジー日本国大使館のシェフはホテルで働いていたとのことです。

さらに詳しく聞くと、大使館のお抱えシェフは、大使が気に入ったシェフを自分で探して連れてくるようです。契約は大使館とシェフとの間にあるのではなく、大使本人とシェフとの個人契約とのことです。つまり、大使の任期が切れると同時にシェフも契約満了となるので、新しい大使が来るとまた新しいシェフが来るとのこと。大使が別の国へ異動となれば、そのまま次の国へ付いていくということもあるようです。なかなか面白いですね

 

new year party 2016

大使館から見る風景は絶景でした。Suvaは天気が悪いと聞いていたので、レインコート、雨傘などを持ってきていましたが、全く不要でした。特に今は雨季ですので、非常にラッキーでした。

 

 

 

外貨両替レートを比較。できるだけ良いレートで両替する方法。初級編

では実際に両替する計算をしていきます。
今回の初級編では、銀行または両替屋、国際キャッシュカードを使う方法を記載しています。

基礎知識編をご覧になっていない方はまずご覧下さい。計算の前提条件なども記載しています。




日本円を出発前に日本の空港で両替

成田空港のGPA外貨両替専門店 によると、TTSとTTMの差額(両替手数料)は1フィジードルあたり10.4円です。

100,000円÷(60円(TTM)+10.4円(両替手数料))=1420.45フィジードル

となりました。

 

外貨両替手数料割合

 TTMで両替できるとすると、
100,000円÷60円/フィジードル=1,666.67フィジードル です。

1420.45フィジードル÷1,666.67フィジードル=0.8522

1-0.8522=0.1477(14.77%)

 つまり、両替するだけで、14.77%失っているということになります。

空港両替のメリット

 ・出発前に現地通貨を得ることができ、安心である。

 ・日本語で応対してもらえる。

 ・一番手軽である。

 

空港両替のデメリット

 ・レートが非常に悪い。

 

 

国際キャッシュカードを使って現地ATMで現地通貨を引き出し

日本の銀行が発行しているキャッシュカードのほとんどが海外対応の国際キャッシュカードとなっています。

VISA系のPLUSもしくは、Master Card系のCirrusというマークが入っていれば海外のATMで現地通貨を引き出すことができます。

両替手数料の他に、ATM引き出し時に手数料(108円~216円)がかかるのが一般的です。

では例を見てみましょう。

条件

・三菱東京UFJ銀行の国際キャッシュカードを使用

・ATM引き出し回数10回(1回108円)

・為替レートはVISAのレート+3%

三菱東京UFJ銀行の手数料についてはこちら

 

ATM利用料(108円×10回)

100,000円-108円×10=98,920円

 

両替手数料

VISAのサイトに両替手数料計算のページがあります。

Exchange Rate Calculator | Visa USA

2015年1月4日のレートを見てみると、

TTS : 59.449

TTB:54.0657

となっておりました。

これを基準に計算すると、

(59.449円(TTS)-54.0657円(TTB))÷2=2.69165円

98,920円÷(60円(TTM)+2.69165円(為替手数料))=1577.88フィジードル

手数料割合

1586.50フィジードル÷1,666.67フィジードル=0.9467

1-0.9467=0.0532(5.32%)

国際キャッシュカードを使うメリット

 ・手軽である。

 ・現金を持ち歩かなくて良い

国際キャッシュカードを使うデメリット

・ATMがなければ現金を手に入れることができない。

・ATMを英語で操作できるようになっておかなければならない

・こまめに引き出しするとATM手数料の割合が高くなる

 

 

 

日本円を現地に持ち込み町の両替屋で両替

世界的に見ると日本円は、米ドル、ユーロと並ぶメジャー通貨ですが、フィジーから見ると、米ドル、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドルの次ぐらいにランクされる通貨ですので、あまりメジャーな通貨とは言えません。場合によっては日本円を取り扱っていない両替屋もあります。

メジャーな通貨でない=両替レートが悪い

ということです。

町の両替屋を幾つか見てみました。

※実際のレートなので、前提条件の1フィジードル60円ではありません。

両替屋1

フィジー両替

TTBが67.56円、TTSが57.82円

両替手数料((TTB-TTS)÷2) 4.87円

両替屋2

フィジー両替

TTBが65.4324円、TTSが58.0334円

両替手数料((TTB-TTS)÷2) 3.6995円

先ほどの両替屋と比べるとやや良心的ですね。

計算には二つの両替屋の両替手数料の平均(4.87+3.6995)÷2=4.28円を使いたいと思います。

100,000円÷(60円(TTM)+4.28(両替手数料))=1,555.69フィジードル

両替手数料割合

1,555.69フィジードル÷1,666.67フィジードル=0.9334
1-0.9334=0.666=6.66%

日本円を現地両替屋で両替するメリット

 ・空港に比べレートが良い。

日本円を現地両替屋で両替するデメリット

 ・現地の両替屋に行くまでの交通手段の支払方法を考える必要がある。

 ・日本円が両替できない両替屋もある。

 

日本の銀行で米ドルに両替。米ドルを現地に持ち込み、町の両替屋で両替

日本の銀行で直接フィジードルに両替することはできませんので、一旦米ドルに両替します。

横浜銀行のレートを参考にしてみますと、TTSとTTMの差額(両替手数料)は1米ドルあたり3円です。

100,000円÷(120円(TTM)+3円(両替手数料))=813米ドル

813米ドルを市中の両替屋で両替すると、

両替屋1

フィジー両替

TTBが0.5181米ドル、TTSが0.4734米ドル

両替手数料((TTB-TTS)÷2) 0.02235米ドル

両替屋2

フィジー両替

TTBが0.4948米ドル、TTSが0.4752米ドル

両替手数料((TTB-TTS)÷2)= 0.0098米ドル

こちらも両方の両替屋の平均を計算に使います。

平均両替レート:(0.02235米ドル+0.0098米ドル)÷2=0.016075米ドル

813米ドル÷(0.5米ドル(TTM)+0.016075米ドル(平均両替レート))=1,575.35フィジードル

両替手数料割合

1,575.35フィジードル÷1666.67フィジードル=0.945
1-0.945=0.0548(5.48%)

 

米ドルを現地で両替するメリット

・日本円を現地で両替するよりレートが良い

・日本円を取り扱っていない両替屋もあるが、米ドルであればどこでも両替できる。

 

米ドルを現地で両替するデメリット

・一旦日本で両替する手間が必要

・日本での両替時に両替する金額を前もって考えておかなければ、米ドルが余ってしまう可能性がある

 

 

 

初級編まとめ

両替手数料割合の比較

・「日本円を出発前に日本の空港で両替」:14.77%

 

・「国際キャッシュカードを使って現地ATMで現地通貨を引き出し」:5.32% ← 初級編で一番オススメ!

・「日本円を現地に持ち込み町の両替屋で両替」:6.66%

・「日本の銀行で米ドルに両替。米ドルを現地に持ち込み、町の両替屋で両替」:5.48%

 

 

空港ですべて両替すると、14.77%も目減りしてしまうという驚愕の結果でした。

 

 

外貨両替レートを比較する。できるだけ良いレートで両替する方法。 中級編 に続きます。