ラウトカにはLautoka Wharfと呼ばれるフィッシュ・マーケットがあり、フィジーで一番新鮮な魚を手に入れられる場所です。逆にここ以外の魚は、輸送や保存を考えていないので、新鮮で無い可能性が高いです。
道端では氷も使わず、そのまま地べたに魚を置いて売っていたりします。
Lautoka Fish marketの位置
Lautoka WharfとGoogle Mapで調べると、最北端が示されますが、フィッシュマーケットはその少し南、シュガー・ミル&シュガー・コーポレーション/Sugar Mill and Sugar Corporationの西向いにあります。
NadiからLautokaに向かうバスもこのルートを通るので、Nadiからバスでの移動もそれほど難しくありません。
営業時間
月 15:00 – 19:00
火〜金 6:00 – 10:00, 15:00 – 19:00
土 6:00 – 19:00
日 6:00 – 10:00
狙い目は朝一番です。なぜなら、漁から帰ってきた船から新鮮な魚を購入することができるからです。繰り返しになりますが、フィジーでは鮮度を保つという意識が低いため、時間が経てば経つほどかなり鮮度が落ちます。
売っている魚
全くもって、魚の名前がわかりません。
ロブスターも見かけましたが、写真を撮り逃しました。
魚の値段
値段は付けられておらず、すべて交渉です。
フィジアン曰く、「ここには3つの値段が存在する。仲買人価格(Middle man price)、ローカル価格(Local price)、観光客価格(Tourists price)
だ。」
観光客価格で掴まされないように気をつけたいものです。
ちなみにローカルと一緒に行った際、ひと束が25〜35フィジードルぐらいでした。
Lautoka Wharfと日本の関係
Lautoka Wharfのフィッシャーマンズ・マーケットは2015年に日本政府のODAにより作られたそうです。
また、JICAの協力を得て、水揚げ量の計量がなされています。
今までは、この建物はなく、船から下ろした魚をそのまま地面に置いて売っていたそうです。衛生面が改善されたと考えられます。そのまま売っていたということは、水揚げ量の把握もされていなかったと推測されます。
ただ、この建物ができるまでと出来た後を比べると、魚の値段が上がってしまっているようです。理由は不明ですが、「衛生的に改善されたため、漁師が値段を上げた。」「建物、設備維持費用を漁師から徴収している。」などが考えられます。
そうなると船から下ろしたての魚を買うことができる人、例えば仲買人や早朝に買いに来ていた人にとっては、この建物ができたことによるデメリット(価格向上)がメリット(衛生面)を上回っている可能性があります。
ODAにより衛生面が改善され、水揚げ量がしっかりと把握できることは良いことだと思いますが、価格高騰によるデメリットを考えると、日本のODAがこのラウトカという地に必要であったかどうかは判断がわかれるところですね。
まとめ
魚は朝一番買いに行こう!
汚れても良い服で。
値段交渉は必須。ひと束30フィジードルを目指せ!
日本が行ったODAを間近に見るチャンス。
なお、JICAの人から教えて貰ったことですが、インド系の漁師の方が鮮度に対する意識があるそうで、フィジー人よりインド人から買うことを勧められました。