海外在住者(就労、留学)ならお得な航空券YOKOSO(ビジット)・ジャパン・パスを予約してみました。

日本非居住者であれば使える、YOKOSO(ビジット)・ジャパン・パスを予約してみました。

この航空券は、1区間5,000円からと安く、2区間目以降は手数料無しで変更も可能となっており、非常に使い勝手の良いチケットです。





種類

非居住者が使えるお得な航空券は大きく分けてJAL系とANA系の2つに分かれます。

JAL(One world)系

特徴

ANA系に比べて安い

設定控除期間いわゆるブラックアウト期間(予約不可の期間)が少ない。

ブラックアウト期間

2016年8月5日から2016年8月16日まで
2016年12月22日から2017年1月3日まで
2017年3月17日から2017年3月31日まで

 

JAL系はさらに3つに分かれます。

Yokoso Visit Japan Fare

One worldで海外から日本への往復便をとった場合のみ適用される料金体系です。基本料金は1区間10,000円(+税)です。

One worldとは、航空キャリアのアライアンスの一つで、JALはOne Worldに所属しています。

yokosovisitjapan

 

Yokoso Visit Tohoku Fare

One worldで海外から日本への往復便をとった場合のみ適用される料金体系です。行き先は東北に限られます。一区間5,000円(+税)とかなり破格で、東日本大震災の復興支援価格だと思われます。

yokosovisittohoku

 

Welcome to Japan Fare

One world以外の航空キャリアを使った場合に適用される価格体系です。条件がゆるいため、割高となっています。また、最低販売区間数が2となっており、1区間のみの利用はできません。

welcometojapanfare

 

ANA系

特徴

1つの価格体系しかなくシンプル

JAL系に比べブラックアウト期間が多い

日本へのチケットはANAが所属するスターアライアンスの航空キャリアでなくてもOK。

ブラックアウト期間

2016年3月4日~3月31日、2016年7月1日~8月31日、2016年12月1日~2017年1月5日、2017年3月1日~3月31日、2017年7月1日~8月31日、2017年12月1日~2018年1月5日

7月、8月、12月がすべて利用不可なのは痛いですね。

Visit Japan

visitjapan

価格体系が一つしかない分、チケット料金は高くなっております。

 

 

条件

JAL系もANA系も条件はほぼおなじです。

・海外在住者であること。(住民票は日本に残したままでもOK)
在留資格(就労ビザ、学生ビザなど)が必要です。

・海外発券で、行き先が日本となっている往復チケットを予約していること。

・購入期限は出発の1日前まで

・購入できるのは5区間まで

 

購入方法

今回はYokoso Visit Tohokuの1区間5,000円のチケットを発券してみました。

手順としては2段階あります。

 

日本国外から日本へのチケット手配

今回はフィジー島から日本への往復チケットを購入します。

Yokoso Visit JapanやYokoso Visit TohokuはOne worldに属している航空キャリアのチケットでないと購入できません。

フィジーから出ているフライトのうち、One worldに属しているのは、キャセイパシフィック航空、ジェットスター航空です。(JetStar航空はOne worldに属しているカンタス航空の配下ですが、JetStar航空自身がOne Worldに属しているかは要確認)

フィジーで実質上使えそうなのは、香港経由となるキャセイパシフィック航空です。

 

キャセイパシフィック航空に問い合わせたところ、公式サイトなどでなく、Skyscanner等のサービスをとったチケットであっても、Yokoso Visit Japan/Tohokuの対象となるそうです。

ということで、Skyscannerでチケットを探しました。

 

140,000円ほどのチケットがあったので、即購入。

支払いを済ませると、e-mailでチケット番号が届きます。

このチケット番号がYokoso Visit Japan/Tohoku予約の際に必要となります。

 

Yokoso Visit Tohokuのチケット手配

Yokoso Visit Japan/Tohokuのサイトを見ても詳しい手順が書いてありません。申し込みは電話やカウンターでのみとなります。

Yokoso Visit Japan/Tohokuの知名度は低く、予約するのに時間がかかってしまうだろうと考え、今回日本行きのチケットを手配したキャセイパシフィック航空ではなく、JALの海外窓口へ電話してみました。

 

フィジーから近いオーストラリアの電話番号です。

Japanese 1800-04-7489
English/Chinese 1800-80-2228

 

日本語対応いただけるのが助かりますね。Yokoso Visit Japan/Tohokuは海外発券のみなので、日本の窓口に電話をしても購入できません。

 

電話では非常にスムーズに購入できました。

 

聞かれた内容

・日本への往復チケットのチケットナンバー(今回はキャセイパシフィック航空のチケットナンバー)

・フィジー出発日・時間、日本出発日・時間

・Yokoso Visit Japan/Tohokuで取りたいチケットの内容(日時、空港)

・居住国での連絡先(今回はフィジーの携帯電話)

・日本での連絡先

だけです。10分ほどで手配完了。

 

 

その場でクレジットカード決済もできますし、出発日までに購入したらよいので、後日の決済でもOKです。

後日決済の場合は、もらった予約番号を電話で伝えると決済できます。

ただし、オンライン決済などには対応していないそうです。

決済時にメールアドレスを聞かれるので、そのメールアドレスを使って滞在許可証(Visa)を提示します。

また、JALのチェックインの時にも提示を求められるそうです。

 

費用

今回は関西のとある都市~東北のとある都市の2区間だけを予約しました。

Yokoso Visit Tohoku価格なので、1区間5,040円×2。ただし、オーストラリアでの決済となるので、149.3オーストラリアドル。

発券手数料60オーストラリアドル、合計200.3オーストラリアドル(約15,500円)です。

この発券手数料は各国で異なるようなので、安いところを探し出したいですね。

 

まとめ

・JAL(One world)系を使うほうが安くて、ブラックアウト期間が少ない

・JAL系のYokoso Visit Japanのチケットを購入するために、フィジーー日本間のチケットもOne worldを狙って航空券を手配した方が良い。(フィジーは乗り継ぎの関係上大韓航空(Skyteam)利用が便利ですが、今回はあえてOne worldのキャセイパシフィック航空)

・日本への往復チケットは公式サイトでなくても、HISやSkyscannerなどどのサービスから手配しても良い

・Yokoso Visit Japan/TohokuはJALへ電話すると日本語応対可なので予約がスムーズ

 

飛行機でできるだけ多くの荷物を安く運ぶ方法

フィジーには大韓航空を使って 来ました。

大韓航空エコノミークラスであれば、預け入れ荷物は23kg・1つまでという制限が基本となっています。
(キャセイパシフィック航空は20kg、ニューギニア航空は25kgまでいけるようです。)

また、持ち込み荷物は一人一つ、12kgまでという制限があります。

この制限の中、いかに多くの荷物を運ぶかということにチャレンジしてみました。




預け入れ荷物

スーツケースの場合

まず手持ちのスーツケースを計ってみたところ、なんと5kgもありました。ひと昔のスーツケースなので非常に重いです。
23kgのうち、5kgもここで消費してしまってはもったいないです。

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そこで近くのホームセンターに行ってダンボールを購入してきました。

スーパーでももらってきてもいいのですが、できるだけ大きなサイズ(2個重ねて3辺が158cm以下)のダンボールである必要がありますし、補強するためにホチキス留めしたかったので、ホームセンターで新品のダンボールを購入しました。

ダンボールの場合

 

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このダンボールは一つ1kgでした。

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一つでは23kg目一杯入れることが難しいので、ダンボール2つ重ねました。

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(ダンボールは青森りんごです。)

スーツケースでは5kgでしたが、ダンボールだと2kgまで減り、3kg分多く荷物を入れることができるようになりました。

家で荷物の重量をはかるには体重計が楽でいいのですが、旅先から帰ってくる時などは、ラゲッジチェッカーが良いですね。私が持っているものは電池込みで101グラムです。すでに販売は終了しているのですが、後継のものが出ているみたいですね。

機内持ち込み荷物

持ち込み荷物は大韓航空の場合、12kg、3辺合計115cm以下という規定があります。
今まで数十回国際線に乗っていますが、機内持ち込み荷物のサイズや重量をはかられたことはありません。念のため大韓航空のコールセンターへ電話してみたところ、あまりに巨大なスーツケースやカバンでない限り、サイズや重量ははからないとのことでした。
あと、小さな手提げなどは貴重品を入れているとして追加で一つもって搭乗しても構わないとのことです。

ということで、45Lのバックパックを持ち込み荷物とし、この45Lに目一杯荷物をいれました。

※機内持ち込み荷物は絶対に重量をはかられないというわけではないので、自己責任でお願いします。

 

 

まとめ

預け入れ荷物は厳密に重量をはかられます。超過料金は結構なお値段なので、しっかりと事前に重量をはかっておきましょう。

持ち運びは不便ですが、ダンボールを使うとスーツケースの場合よりも預け入れ荷物の実質重量を増やすことができます。空港内ではカートが使えますし、空港からタクシーなどで移動する場合はダンボールで十分だと思います。そしてコストパフォーマンスが最高です。一箱150円ぐらい。

 

 

 

一方、機内持ち込み荷物は建前上重量制限は決まっているものの、それほど厳密に重量をはかられません。ですので、自分が持ち運べる範囲でしっかりと荷物を詰めて運びましょう。さらに小さな手提げ鞄も持ち込めるので、そこにもしっかりと荷物を詰め込みましょう。

コツとしては、預け入れ荷物には重量ギリギリまで、ある程度かさばる物を入れ、機内持ち込み荷物は持ち運べる範囲でできるだけ重いものを入れることで最大限の重量のものを飛行機で運ぶことができます。