サイクロン Winston 2月21日 現地時間18:38更新

2016年2月20日、サイクロン Winstonがフィジー島を直撃しました。

当初はカテゴリ4だったのですが、途中でカテゴリ5に切り替わりました。

今までフィジー島にカテゴリ5のサイクロンが直撃したことはなく、フィジー史上初のカテゴリ5のサイクロンとなりました。

今回のトロピカル・サイクロン Winstonは、風速250km
時(70m/秒)で、昨年バヌアツを襲ったサイクロン・パムとほぼ同様でした。

フィジーの気象庁のページを見ると、最新情報がわかります。

一時期サーバーがダウンしていましたが、現在は復旧しています。

Fiji Meteorological Service

 




 

準備

日本大使館からは、緊急時対応のメールが届きます。主な内容は、非常用食料等を準備しておくこと、不用意な外出は控えることということです。

各家庭は窓を木で囲ったり、店は窓のガラスが飛散しないよう、ガムテープで止めたりしていました。

事前準備として、
・食料の買い出し
缶詰・フルーツ・インスタント麺・水・クッキーなど
・カレーの作り置き
1日はカレーだけで過ごせるように作っておきました
・充電
携帯電話、パソコン、モバイルバッテリーの充電を行いました。
・ランタンの準備
・ガソリン
車のガソリンを満タンにしておきました。
・水確保
鍋、バケツ、やかん、ウォーターサーバーだけでなく、洗濯機にも水を貯めておきました。停電より断水の方が辛いですので。

 

 

被害

現時点でわかっている被害です。マメに更新していきたいと思います。

携帯電話

メインキャリアとして、DigicelとVodafoneの二つのうち、
Digicelは使えなくなりました。(2月21日13時頃復活、18時頃から再び不安定に。)

 

停電

20日の17時頃から停電となりました。フィジーの発電は水力発電のみで、あまりに強い風と、降雨に伴う水量の増加で、意図的に発電を止めた可能性があります。
2月21日18時現在、まだ停電中です。

 

店はほとんど閉まっておりますが、Namakaの Shop and Saveは空いていました。新聞も売っています。

 

家屋

私の住んでいる、Namakaエリアは比較的しっかりとした作りの建物が多く、それほど被害は見られませんでした。ただ、ひさしや、看板、庭の木などが被害を受けていました。
今回は本島の北部側を通過したので、ラキラキ、ラウトカのあたりは被害がより大きいようです。

 

冠水しているところも多いようです。ラウトカーナンディ間の道が冠水しており、21日18時時点で、復旧の見込みは立っておらず、ナンディからラウトカへの移動はできません。

 

被害の写真

とりあえず撮れたのは家の周りだけなので、また写真を撮ったらアップしていきます。

TC_Winston

 

TC_Winston

 

TC_Winston

 

TC_Winston

 

その他生活情報

明日からの一週間、フィジー島全学校が休校となります。

その分、第一学期と第二学期の間の休みが二週間から、一週間に減ります。

 

フィジー島では水道水が飲めるけど…。フィジーの水事情

フィジーでは水道水が飲めます。

しかし、日本でも水道水を直接飲みたくないという人もいると思います。
フィジーの水道水は基本的に大丈夫なのですが、水道管が古いため、特に断水の後などは水が濁っていたりしますので、普段からミネラルウォーターを飲んでいるという人もいます。




 

Fiji water / フィジー・ウォーター

フィジーのミネラルウォーターといえば、フィジーウォーターです。

fiji water

世界的にも有名なミネラルウォーターです。
日本の小売店などで買うと、500mlで一本350円ぐらいしたりしますが、フィジーだと1000mlで2.5フィジードル(約140円)ぐらいです。

空港のショップはすごく高く、500mlで2.5ドルとかします。

 

Island Chill / アイランド・チル

フィジーでフィジー・ウォーターと同じぐらい普及しているのがアイランド・チルです。

island chill

価格はフィジー・ウォーターとあまり差がありませんが、フィジー・ウォーターと比べるとほんの少し安いような感じです。

アイランドチルは最近日本でも売っているようです。

 

ミネラル・ポット

長くフィジーに滞在する方に一番のオススメは、ミネラル・ポットです。

 

なぜなら、ミネラルウォーターをボトルで買い続けると、

・費用がかかる
・ボトルを大量消費するので、環境に悪い。

という2点が辛いところです。

 

要は濾過型のウォーターサーバーです。

私はホストファミリー宅で初めてこのウォーターサーバーを見たのですが、数ヶ月探しても見つかりませんでした。

 

同僚に聞くと、「Vino Patelで売ってるよ」、ということだったので、買いに行ってみたところ、ついにミネラル・ポットを見つけました。

33.79ドル(1850円ほど)と、非常に安価な点が嬉しいです。

 

Vino Patelで購入すると、レジで箱を開けて中身が壊れていないかチェックされます。

mineral pot

ダンボールに入った状態。結構コンパクトです。

 

mineral pot

外箱にはこのウォーターサーバーのシステムが説明されています。

 

セラミックフィルター

mineral pot

1段階目です。セラミックでできていますので、表面が少しザラザラします。気になる人は一度洗うと良いでしょう。

 

濾過フィルタ

mineral pot

5段階の濾過システムが一体型となった濾過器です。

 

ミネラル・ストーン

mineral pot

水道水をミネラル・ウォーターへと変換する不思議な効能があるようです。

 

組み立て完了

mineral pot

組み合わせてみました。
説明書は一切ないのですが、外箱の写真を見れば、組み立てることは可能です。

外箱によると14L入るとのことですので、結構大きいです。

 

ミネラル・ポットの欠点

唯一の欠点は濾過に時間がかかること。合計6つの濾過システムがあるので仕方ないと思います。

 

ミネラル・ポットのスペア品

Vino Patelではセラミック・フィルターや濾過器など、それぞれのパーツのスペア品が売っています。

もともとそれほど高くないので、

さらにこのウォーターサーバーについていろいろ調べてみると、諸外国で売られているもののようです。

外箱には「ミネラル・ポット」と書いてあるので、商品名かなと思ったんですが、正式には「Zen Water System Countertop」というもののようです。

Zen Water Systems

フィルタや濾過器など、内部パーツは半年を目安に交換すると良いようです。

 

Brita

値段等は未確認ですが、Namakaのとあるお店でBritaのウォーターサーバーが売っていました。1.5Lぐらいのサイズです。

日本ではBritaを使っていたので、いいなと思ったのですが、フィルタを手に入れにくいと思ったのと、水の消費量は日本の比ではないだろうなと思ったので、今回はミネラル・ポット購入に至りました。