バヌアツ旅行記4の続きです。
エロマンガ島上陸に失敗した私は、最も火口に近づける島タンナ島へ直接向かいました。
タンナ空港
無事にタンナ空港へ到着です
今まで経験した中で一番小さな空港です。
Yasur View Lodgeへ移動
今回宿泊するのは、Yasur View Lodgeという宿です。
そこのオーナー、トーマスが迎えに来てくれました。
Ysasur View Lodgeへ行く途中で見かけた風景です。
サイクロン・パムの影響が大きかったようで、未だに半壊の建物があります。
島の中で唯一両替できるのが郵便局です。
当たり前ですが、レートは非常に悪いです。1フィジードル=48バツほど。
マーケット近辺
トーマスが荷物を取りに行くということだったので、途中のマーケットで待っていました。
マンゴー、バナナ、タロイモ、ココナッツなど、南国の物が沢山売っていました。
マンゴーを一袋(10個くらいはいっている)を100バツで購入。
小さいながらショップがいくつかあります。
まだトーマスが来る気配が無いので、海辺に出てみました。
女性が海で洗濯しています。
ちょっとした思いつきで、マンゴーを海水に浸して食べてみました。
「スイカに塩」と同じ原理です。
これが、かなり旨かった!びっくりです。
何やら埠頭に船が着いているようです。
近づいてみると荷物を船に積み込んでいたので聞いてみたところ、タンナ島名産のコーヒーをエファテ島に運ぶのだそうです。
1キログラムあたり500バツ(約500円)だそうで、60キログラムで12000円です。もちろんオーガニックですので、市場価格になれば20倍ぐらいの値段になるのでしょう。
ここでコーヒーの話を聞いた私はコーヒーに興味がわき、後ほどコーヒー農園を尋ねることになるのでした。
埠頭からマーケットの方に戻ろうとすると子どもたちが二人近づいてきました。
マンゴーを差し出そうとするので、マンゴーを観光客へ売ろうとしているのだろうと思い、「マンゴーは持ってるから買わないよ」といったら、「マンゴーあげる」と言うのです!
ありがたくマンゴーを一つ頂きました。
バヌアツではよく見る風景です
トーマスが戻って来たので再びYasur View Lodgeへ向かいます。
道は基本的に舗装されていないので、四輪駆動の大きい車ばかりです。
何やら空が黒くなってきました。雲ではなくYasur火山からの灰だそうです。
遠くへ見えるのがYasur火山です。
道路も灰の道です。
ずいぶんヤスール火山に近づきました。
Yasur View Lodge
Yasur View Lodgeに到着しました。
場所
入り口です。
このロッジは世界で一番火口に近づける活火山で有名なYasur Volcano(ヤスール火山)に一番近い宿です。
オーナーのトーマスはこのあたりで生まれ育ったそうです。
予約はウェブサイト、電話、メールで受け付けています。
もちろん旅行代理店でも受け付けています。
トーマスに聞いたところ、「ウェブサイトの管理費が年間6万円ほどで高くて支払いが滞っている。」と言っていました。
場合によってはもしかしたらウェブサイトが落ちている可能性もあります。
なお、火山のツアーはこのロッジの真向かい徒歩1分のところからスタートするので、集合場所に歩いていけることが最大のメリットです。
また、このロッジにはもう一つ有名なものがあります。
それがこれです。
それがこれです。
わかりにくいかもしれませんが、ツリーハウスです。
ツリーハウスは今のところ2戸あります。一本の木に2階建てになっています。
ツリーハウス
カラーリングが少し謎です。
玄関
清潔感のある部屋です。
ベッドが2つ、ベッドには蚊帳、机、そして食べ物を入れるコンテナがあります。
コンテナ
机
ちなみに「エロマンガ」とはタンナ島の方言でこの足元に敷いてある葉っぱを編んだマットのことを指すようです。
フィジーで言うとフィジーマットですね。
2階建てです。
ツリーハウスからの風景。なかなかの絶景です。正面にヤスール火山が見えます。
Yasur View Lodge敷地内
敷地内を散策してみました。
自然が沢山です。
左の扉がシャワールーム、右側がトイレです。
シンプルなシャワーです。
トイレも清潔です。水洗です。
ところどころに花が飾ってありキレイです。
その他の部屋
建築中のものもありました。
灰はキレイにならされ、木(草?)で道が作られています。
レストランです。
だいたい3食ともここで食べることになります。
7,8人座れるダイニングテーブル
テレビがあります。晩御飯を食べに行くと、子どもたちが集まってテレビを見ていましたが、客の私が入るとテレビを切って去っていきました。
客がいない時だけテレビを見ていいというルールなのでしょう。「少し悪いことをしたな」と感じました。
部屋には電源が無いので、充電等はこちらで行います。
電気は発電機によるもので、夕方から夜中までしか使えません。
私の場合は、モバイルバッテリーをここに繋いで放置しておきました。
部屋に戻ろうとする度にこの階段を登ることになるので、良い運動になります。
小さい子は裸だったりします。
食事
朝は無料でついており、昼は700バツ、夜は1000バツです。
朝の段階で「今日の昼と晩はロッジで食べるか?」と確認されます。
到着した時間帯が昼だったので、昼ごはんがでました
1日目の晩御飯
です。晩御飯はかなり暗い中で食べることになります。
ヘッドライトを持っていったのは正解でした。
絞めたてと思われるチキン、カレースパイスの入ったココナッツクリーム、タロイモ、野菜です。
2日目の朝ごはん
少し固いホットケーキのようなパン。バナナ。あとレモンリーフのお茶です。
2日目の昼は出っぱなしだったので、適当にバナナとかパッションフルーツなどを食べていました。
2日目の晩御飯
前日の鳥の別のパーツだと思われます。
味付けは前日と同じでした。パターンが少ないのかな。
3日目の朝食は朝の出発が早かったため、食べることができませんでした。
ヤスール火山ツアー
Yasur View Lodgeからのヤスール火山ツアーの記事はこちら。
再びエファテ島へ
2泊3日の滞在を終え、ポートビラのあるエファテ島へ向かいます。
なんと航空券が手書きです。
空港のボーディングゲートの扉は内鍵がかかっていたので、私が開けました。
Yasur View Lodgeに泊まる時のポイント
必須の持ち物がいくつかあります。
持ち物
Yasur View Lodgeに泊まる時に必要な物をまとめてみました。
ヘッドライト
街灯はありませんし、部屋の中の明かりも小さい電球一つです。
スマートフォンの懐中電灯機能でも十分かもしれませんが、夜中にツリーハウスの階段を登ることを考えるとヘッドライトがあったほうが両手が使えて安全です。
モバイルバッテリー
食堂でスマートフォンやカメラ、タブレットの充電などできますが、電気が使える時間帯は18時ごろから23時ごろまでと限られています。
ヤスール火山の夜のツアーに参加すると、どうしても帰ってくるのが21時半とかになってしまい、充電する時間が非常に短くなってしまいます。
ヤスール火山ツアー出発前にモバイルバッテリーをコンセントに挿しておき、帰ってからはスマートフォンなどをモバイルバッテリーから充電するのが良いでしょう。
私はこれに加えてソーラーパネルも持っていっていたので、電源周りはバッチリでした。
水
近くに店が無いです。水を飲めることは飲めますが、念のため水を持っていく方が良いと思います。
ロッジに行く途中のマーケット(私がマンゴーを買ったところ)で補給するのも良いでしょう。
軽食
小腹が減っても、食堂以外で食べるところはありません。クラッカーなどを持っていくと良いと思います。