バヌアツ旅行記6 最も火口に近づける島 タンナ島 ヤスール火山ツアー




ヤスール火山ツアー

ヤスール火山のツアーは1日2回あります。

1回目は朝3時集合、夕方は16時集合です。集合場所はロッジから道を挟んで向かいです。
他の宿泊施設(特に高級リゾート)は車で数十分のところにあり、ツアーの集合場所に来るだけでお金を払わなければなりません。

タンナ島は道が悪く、ガソリンが高いのですが、公共交通機関がまったくないため、車をチャーターするしかありません。
なお、ガソリンは350バツ/リットル だそうです。

空港からYasur View Lodgeまでの費用は5,000バツ/片道 です。けっこういい値段なのですが、車のメンテナンスとガソリン代を考えると妥当なのかもしれません。

ヤスール火山ツアー費用

ツアーは7,500バツです。
ただしリピーター割引があり、2回目は4,500バツ、3回目はなんと無料です。

ツアー集合場所に歩いて行けるということもあり、私はツアーに3回参加しました。

一応歩いて火山までたどり着くことができますが、危ないのとツアーはタンナ島の島民が管理しているので、観光客だけで行ってはいけないことになっています。

 

徒歩で

はじめは観光客だけでは行ってはいけないということを知りませんでした。
暇だったので適当に火山に向かって歩いていたら火山の近くまで行ってしまいました。

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
これが入り口ですYasur View Lodgeの向かいです。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
入り口に大きなバニヤンツリーがあります。
バニヤンツリーはバヌアツの人にとって大きな意味を持つ木だそうで、集会所などには必ずバニヤンツリーがあるそうです。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
普通に登山道です。
ビーチサンダルで行くことができました。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
車のために舗装された道がでてきました。ここまで徒歩30分ぐらい。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
舗装道路終了までさらに10分ぐらい。

 

ヤスール火山麓まではさらに10分ぐらいで、麓から頂上までも10分ぐらいなので、約1時間で登頂できます。
この時はトイレへ行きたくなったので歩いて戻りました。

 

ヤスール火山ツアー参加 1回目

歩いてロッジへ戻り、少し時間を潰したらツアーの時間となったので集合場所へ向かいました。
受付があるので、7,500バツをニコニコ現金払いです。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
すでに多くの人が集合していました。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
ダンスが披露されます。
ちなみに朝3時のツアーはこのダンスはありません。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
歓迎の首飾りをいただきます。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
車だと一瞬で到着です。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
ギネスブックにも載っている、世界で一番危ない場所にある郵便ポストです。
ちなみにヤスール火山では今まで3人の方が噴石により亡くなっており、2名は地元のガイド、1名はなんと日本人観光客だそうです。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
一列に連なって登ります。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
足元は砂だらけ、灰だらけです。
この日は風が非常に強く、砂埃が目に入り、また吹き付けてくる砂嵐が体に当たって痛かったです。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
バヌアツタンナ島 ヤスール火山
この日の火山活動レベルは2.10分に一回ぐらい噴火しています。大きな噴火は20分に一回ぐらいです。

Yasur View Lodgeのスタッフに聞くと、火山活動のベストシーズンは6月だそうで、6月だと大きな噴火が2,3分に一回あるそうです。今度は6月に来いと言われました。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
風向きが悪かった時に一瞬火山ガスを吸い込んでしまい、息がしばらくまともにできなくなってしまいました。
非常に危険です。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
山の上に人が登っているのが見えます。

 

満を持してドローンを出してみましたが、あまりに風が強すぎて、ドローンが砂まみれ。一瞬で動かなくなりました。
まだチャンスはあると思い、この日は真っ暗になる前に帰りました。
実はここからが見もので、暗くなってからの方が火山活動がよく見えるのです。

 

ヤスール火山ツアー参加 2回目

翌日の夕方に再度ツアーへ参加しました。
費用は4,500バツです。

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
今回は時間通りに集合場所へ行ったので、Japanの看板をもらえました。その他France、Australia、New Zealand、Chinaなどがありました。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
今回はフランス人のパスカルさんがカバの根を酋長にわたし、入山の許可を得ます。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
前日と同じダンスです。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山もくもくと煙が登っています。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
凄まじい噴煙です。

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
この日も非常に風が強かったです。フィジーでは豪雨で水没していた町もあったようです。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
暗くなるまで時間があったので、一旦頂上から下がったところのトイレに行きました。
このトイレも世界で一番危険な場所にあるトイレなのでしょう。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
頂上は凄まじい風と砂嵐です。暗くなるまでこの防風壁のそばのベンチで座っているというのも手です。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
19時を過ぎてあたりが暗くなると噴火がより良く見えるようになります。

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
凄まじい勢いです。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
20時過ぎまで山で火山活動を見学、その後集合場所へ戻るとリフレッシュメントが用意されていました。これは朝のツアーでは用意されません。
翌朝、3回目の火山ツアーに参加するために、またこの場で予約を入れました。

 

ヤスール火山ツアー参加 3回目

3回目は無料です。

朝3時に集合場所へ行くと、すでに1人来ていました。参加者はわたしも含め4人です。
出発前のダンスなどが無いのですぐに山へ向かいます。

夕方に出発するツアーは、明るいところからだんだん暗くなり、帰る時が一番火山の見どころとなるのですが、
早朝出発のツアーはダンスとリフレッシュメントが無いという点も異なりますが、出発時はまだまだ暗いため、到着時がいきなりクライマックスです。

だんだんクライマックスを求めるか、いきなりクライマックスを求めるか、人によって異なると思います。
ただ時間に余裕がある場合は違う時間帯で複数回参加することをオススメします。

 

頂上到着

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
到着後、いきなり燃え盛っています。何千年も燃え続けているのでしょう。

 

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

バヌアツタンナ島 ヤスール火山
ちょっとずつ空が明るくなってきました。

 

肝心のドローンは?

今回はついにドローンを飛ばすことができました。

ヤスール火山の空撮写真です!!

バヌアツタンナ島 ヤスール火山

あまりに暗すぎて、カメラの性能が追いつきませんでした。ビデオも撮りましたが、着陸の時の私の手しか写っていません。
非常に残念な結果となってしまいました。

まとめ

持っていくべきもの

熱帯低気圧が来ていたということもあり、頂上付近は風がすさまじく、砂嵐が吹き荒れています
そこでタンナ島 ヤスール火山に登るにあたって、持っていくべきものを考えました。

帽子

灰や砂が吹き荒れているので、髪の地肌に砂がこびりつきます。
砂は地肌にこびりつくとなかなか取れないので、帽子をかぶることをオススメします。
耳の中に砂が入ってしまうこともあるので、つばの広い帽子が良いと思います。

メガネ、サングラス

これも砂嵐対策です。
メガネまたはサングラスを持っていくべきです。ただし、サングラスだと暗くなるとよく見えないので、度が入っていないものでもいいので、メガネがオススメです。
プールに入る時に使うようなゴーグルもありです。

防寒着(レインコートがベスト)

思いの外寒いです。また、砂嵐から体を守るためにもウインドブレーカーやレインコートなどを持っていくことをオススメします。今回は雨も降りました。風が強いので傘は無謀です。

ヘッドライト

暗い中、そして危険が伴う道を歩くことになるので、ヘッドライトを持っていくべきです。
両手が使える状態にしておきましょう。

ヤスール火山 ドローンで空撮する時の注意点

タイミング

真っ暗だと全然写りません。高解像度のカメラを搭載した大型のドローンであれば写るのかもしれませんが、Phantom3ではダメでした。
暗くなるとただの噴煙に赤色がついてみえるようになるのですが、タイミングとしては、夜のツアーの場合は噴火の際の噴石が色づいてきたかなというあたり。
早朝の場合は、暗い状態から少し明るくなってきて、周りが見えるようになった段階。それでもまだ噴煙は赤い状態。これがベストです。

砂嵐対策

ヤスール火山で空撮をする時に一番気をつけなければならないのが、砂と灰です。
一回目のツアー参加の時に、車からおりて徒歩であるき始める時にプロペラをセットし、持ち歩いたのですが、砂嵐によって砂と灰がPhantomの機体、プロペラの受け軸、そしてカメラの周りにこびりつき、まともに動かなくなってしまいました。
ドローンをケースから取り出すタイミングをしっかりと見極めなければなりません。
オススメの場所は、徒歩で登ったところにある防風壁のところです。

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